Proxmoxホストの拡張をするため新規SSDを追加してみました。今回は既に作成された lvm-Thinを拡張するプランAに対してホストのマウントポイントを作成してディレクトリ型ディスクとして追加するプランBを採用しました。
最初に結果をお伝えするとバックアップ用ディスクとしてはいきなりコマンドからlvm拡張するプランAを実行するとかなり困ったことになるかもしれません。というのも一度拡張したlvm-Thinボリュームは縮小することができずディスクを外すことも困難だからです。
● プランA
# fdisk /dev/sdb
# pvcreate /dev/sdb1
# vgextend pve /dev/sdb1
# lvextend /dev/pve/data -l 100%FREE
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それに対してGUIから簡単に追加できるプランBのディレクトリ型ディスクはホストのボリュームに触れることなくいつでも取り外しが可能だからです。(まあ用途次第でプランAも有用ではあります。)
● プランB
やり方は簡単で /etc/pve/storage.cfgに /mnt/backup-diskのパスを記述して [データセンター]-[ストレージ]-[追加]で[ディレクトリ]を選択、IDとパスを入力して[OK]。これだけです。
# parted /dev/sdb --script mklabel gpt mkpart primary ext4 0% 100%
# mkdir -p /mnt/backup-disk
# echo '/dev/disk/by-label/BACKUPDISK /mnt/backup-disk ext4 defaults 0 2' >> /etc/fstab
# mount -a
# nano /etc/pve/storage.cfg
(以下追加)
dir: local-backup path /mnt/backup-disk content backup maxfiles 5 nodes <ホスト名>
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今回はProxmoxにディレクトリ型ディスクを追加する方法を学びました。